キャストインタビュー

    JJ 城ヶ崎 仁


     ※本編のネタバレ要素が含まれますのでご注意ください。

    ――お疲れ様でした。収録のご感想をお願いします。
    久しぶりに殺し屋を演じるという事で、人を殺すってどんな感覚なんだろうと頭の中で、実際に
    銃器を持って撃ち殺すイメージを膨らませました。
    イメージを膨らませ過ぎて殺し屋になった夢を見たくらいです(笑)
    夢での僕は銃を乱射し命乞いをする輩も容赦なく、なぎ倒すんです。
    妙な高揚感がありましたが同時に恐怖も感じましたね。
    目が覚めると全身が冷や汗でびっしょりでした。夢とはいえ恐ろしかったです……。
    それを踏まえて収録中はJJになる事だけを心がけました。
    ちなみに僕は夢の中で掘られる事はありませんでした(笑)
     
    ――今作で気になったシーンはありますか?
    劉のルートで、彼が白髪になるシーンが印象的でした。
    あのプライドの高い我侭な劉が、こんなことになるのか?
    演技の最中もイメージがどんどん広がって、とても心を打たれました。
    劉の声が頭の中に浮かんできて、あんなに悪いことばかりしていた劉なのに、
    どうして同情してしまうんだろう。そんな劉ってカッコいいなと思いました。
    それが劉の魅力なのかなと妙に納得してしまいました。
     
    ――演じたキャラの魅力を教えてください。
    めちゃくちゃ強いのに、殺し屋としては、あってはならない情に満ち溢れている所。
    こんなに情が厚いのに人を殺せるのか? というギャップが魅力だと思います。
    幼少期は両親に大切に育てられたと思います。
    後に虎にあらゆる戦闘技術を叩き込まれ、虎と出会ったことで荒んでいきますが、
    もともと根っこの部分にあった優しさが、何があっても消えなかったんでしょうね。
    本作品の中で様々な出会いがあり、情を持てるようになったんだと思います。
     
    ――演じた際のこだわりポイントを教えてください。
    殺し屋なので、本当に冷酷な部分がなくてはいけない。
    初対面の相手には、もっと警戒するだろうな。付き合いの長い友人には
    心を許すことがあったとしても、赤の他人には、とことん冷たい。
    いつ殺されるかわからない、常に警戒するところ。
    でも好きな男の前では猫のようになってしまう一面もある。
    そういうところも魅力だと思って意識しましたし、自分でも心がけて演じました。
     
    ――今作で気になったキャラクターはいますか?
    密林の虎です。前回はあまり描写がなかったのですが、今回は掘り下げて知ることが出来ました。
    今までは大嫌いなキャラクターでした。本当に嫌いだったのですが、
    今回演じていく中で、実際はこういう気持ちを持っているキャラクターだったんだと
    知ることができ、とても好きになりました。
    あんなムカつく男が、ぶっきらぼうな男がこんなに情が厚いなんて、
    今回マイナスから一気にプラスになったキャラクターです。
     
    ――実際に酒を飲みに行ってみたいキャラはいますか?
    みんな飲みに行ってみたいです。あえて行くのであれば霧生です。
    霧生は忠犬というか、飼い主に懐いてしまう傾向があるじゃないですか?
    僕がJJであるならば霧生が良いです。
    僕個人であるならば、瞬殺されてしまうと思いますので、誰とも飲みたくは無いです。
    緊張して一言も話が出来ないんじゃないかな?
    強いて言えば、橘、宇賀神かなあ……。僕も飲み屋で常にテーブルを拭くタイプなので
    宇賀神とは意外と気が合うかもしれないですね(笑)
     
    ――こいつだけは苦手だと思うキャラはいますか? その理由も教えてください。
    鰐淵です。わにぶちの『わにぶ……』くらいまでで、もう嫌いです。受け付けないです。
    受け付けないは言い過ぎか(笑) いや、受け付けないです。
     
    ――最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。
    オメルタ コードタイクーン。魂を込めて演じさせて頂きました。
    そんな魂の“タマ”の部分だけでも感じて頂ければと思います(笑)
    それを感じていただきつつの魅力的なキャラクター達が沢山いるので、
    ぜひフルコンプをして、オメルタマスターになってほしいと思います。
    購入していただいた方へ、あらかじめお礼を申し上げておきたいと思います。
    本当にありがとうございました!