イベントスチル

    イベントスチル19

       
    JJ …………………………
       
    嵐風 …………………………
       
    JJ イルカが寄ってきたぞ……追い払うか?
       
    嵐風 放っておけ、船と一緒に泳ぎたいだけだろう。
       
    JJ そうか ………
       
    嵐風 ああ。
       
    JJ …………………………
       
    嵐風 …………………………
       
       会話に何の発展もない。言葉のキャッチボールは一往復程度で終わりを告げてしまう。
     沈黙が気まずいわけではないが …………何となく、落ち着かない気分になる。
     俺は何とも言えない心地を抱きながら、クルーザーと併走して泳ぐイルカ達を眺めていた。