イベントスチル

    イベントスチル08

       
    藤堂 こんな所でどうしたんです?明かりもつけずに……風邪を引いてしまいますよ?
       
    JJ ……………………
       
      労わる眼差しは、施設にいた頃と何も変わっていない。
    俺を救い上げてくれたマスターは、今も変わらず俺の目の前にいる。
       
      その事実を実感した途端、無性に泣きたい気持ちになった。
    言いようのない、熱い思いが胸に込み上げてくる…………
    俺は、思わず目を伏せ、腕に力を込めた。
       
    藤堂 JJ……?
       
    JJ ……いや、ただ何となく……ここで、アンタを出迎えたかっただけだ。